2024〜2025年新卒初任給動向（教育分野含む）— 日本の賃上げ現状分析

近年、物価高・人材獲得競争の影響で企業の初任給引き上げが加速。2025年度も賃上げ傾向は継続し、全学歴・全分野で待遇改善が進行しています。

※2025年は平均一律設定値を記載。伸び率は前年比。大手・特定企業の事例は一部抜粋。

項目	2024年度の状況	2025年度の状況	備考
全体の傾向	多くの企業が初任給引き上げを実施開始	8割以上の企業が全学歴の初任給を引き上げ継続	競争激化・物価上昇など背景に賃上げ機運強まる
大学卒初任給の平均	約24万〜25万円台	25万5115円（一律設定）	対前年比約6.3%増
大学院卒修士初任給	約26万円台	27万3327円	約6.2%増
短大卒初任給	約20万台後半〜21万円	22万1640円	約7.0%増
高校卒初任給	約19万円台	20万6523円（一律設定）	約6.7%増
大手・特定企業の事例	-	日本郵船：33万3000円（大卒）、パナソニックHD等も引き上げ	日本郵船は2024年比＋9700円パナソニックHDは大学卒＋1万9000円
教育分野・職種別賃金	特別なデータなし	一部の技術職や専門職では更に高い引き上げも見られる	高度専門性のある人材へ柔軟な給与設定も導入例あり
新卒の夏季賞与状況	-	大卒で約10万円、高校卒約7.9万円支給の企業多数	81.8%の企業が新卒に夏季賞与を支給、前年から増加
初任給の使い方（新卒調査）	-	家族へのプレゼントや旅行などに使う傾向強い	若手の使途に関する調査例

主なポイント

背景・動向分析

出典：
edenred.jp / takumi-base.com / jinjibu.jp / jaic-g.com / ohno-jimusho.co.jp